ブーム到来中「切り絵御朱印」の魅力～美しく繊細なレーザー加工と深い信仰心が融合！
2020年頃から始まって、今なお継続している「切り絵御朱印」ブーム。
従来の御朱印とは異なり、繊細な切り絵を施したデザインが特徴で、まるで小さな芸術作品のようだと多くの参拝者を魅了しています。
切り絵御朱印と実際の寺社の建物や境内の風景を重ねた写真がSNSに投稿されるなど、"映える"アイテムとしても人気。今や全国の神社仏閣で美しい切り絵御朱印を受領することができます。
この記事では、レーザーを活用したデザイン加工が得意なYPGが、切り絵御朱印の特長や活用シーンをご紹介します。切り絵御朱印の制作を検討されている神社仏閣様のご参考になれば幸いです。
切り絵御朱印とは
切り絵御朱印とは、神社仏閣で参拝の記念にいただく御朱印に、切り絵を組み合わせたものです。
通常の御朱印には神社やお寺を参拝した「参拝証明」として神社仏閣の名前や日付、住職の印鑑などが朱色で押印されていますが、切り絵御朱印はそこに繊細なデザインの切り絵が加わることで、より華やかなアート作品のような仕上がりになります。
その美しさから、拝受した切り絵の御朱印を透かしながらスマホで記念写真をおさめてSNS等で発信する、といった行動と非常に相性がいいアイテムで、SNSで見かけた投稿をきっかけに訪れる参拝客も。
切り絵御朱印の絵柄と、その日の風景が相乗効果となって、参拝者にとって寺社を訪れた思い出がより特別な記憶になります。
近年では、御朱印帳のデザインや切り絵御朱印の種類も豊富になり、若い世代を中心に御朱印集めが人気を集めています。
御朱印の役割とは
そもそも御朱印は、住職や神職によって印章と朱色と墨色の筆で手書きで書かかれており、お写経を収めた証としていただく「仏様とのご縁の記録」とされていました。
また神仏のご加護や祝福が込められていると考えられており、御朱印を家に飾ったり身に着けたりすることで、御利益があるとされています。
時代の流れとともに簡略化され、近年では神社仏閣で参拝した際にいただけるようになりました。
また、御朱印集めは単に参拝の証を集めるだけでなく、日本の歴史や文化に触れる側面もあります。
御朱印に書かれている神仏や社寺について調べたり、御朱印巡りをテーマとして旅行する御朱印コレクターも多く存在します。
切り絵御朱印の特長
切り絵御朱印は、通常の御朱印とは大きく以下の3つの点が異なります。
1. 繊細で美しいデザイン
切り絵御朱印の多くは、レーザー加工機で精巧にカットされており、まるでアート作品のような繊細で美しいデザインが特徴です。細部までこだわったデザインは見る人を魅了し、思わず心惹かれてしまいます。寺社仏閣でいただけるという点も相まって、神秘的な趣が多くの人を惹きつけています。
2. 神社仏閣の特色を表現
(左)(右)ともに神社仏閣を代表する建物・風景を、紅葉とともにデザインした秋の御朱印
切り絵御朱印は、加工の美しさだけではなく、それぞれの神社仏閣の特色を表現したオリジナルデザインになっています。
例えば歴史ある特徴的な建物や神社にゆかりのある動物をシンボルとして取り入れたり、境内にある石畳階段や散策路など、その場所ならではの風景を取り入れることで、他の場所とは差別化された特別な参拝の記念品として昇華されています。
3. 期間限定や数量限定のものも多い
(左)1月：干支のデザイン (右)3月：おひなさまのデザイン
切り絵御朱印には、四季折々のモチーフを取り入れた期間限定品や数百枚の数量限定品も多くあり、受領の時期を逃したら二度と手に入らない貴重な御朱印となる場合があります。
同じものが存在しない特別感にコレクター心をくすぐられるのも納得ですね。
切り絵御朱印の楽しみ方
切り絵御朱印は集めて眺めるだけでなく、台紙に貼ってコレクションしたり、額装して飾るのも楽しみ方のひとつです。全国には、様々な切り絵御朱印を頒布している神社仏閣があるので、自分好みのデザインを見つけて、切り絵御朱印を巡る旅に出かけるコレクターならではの楽しみ方も。
切り絵御朱印は、日本の伝統文化である切り絵と神社仏閣への信仰心が融合した、新しい御朱印の形です。
美しい見た目だけでなく、深い信仰心も込められており、お守りとして大切に持ち歩く人もいらっしゃいます。
また近年では、切り絵御朱印の人気にあやかって、乗船記念としての御船印や登城の証としての御城印なども登場しており、コレクター心をくすぐる記念品として観光客を広く誘致するきっかけづくりに活用されています。
安心の自社工場生産でお作りします
おかげさまでYPGでは全国各地、多くの神社仏閣様から切り絵御朱印のご相談をいただいております。
弊社ではデザインから印刷・加工まで自社工場で制作しており、ご要望があればサンプル作成や、現場での立会いも可能です。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。